後悔しない雛人形の選び方

1,飾る場所と収納する場所を決める

家庭に女の子が生まれた場合には、3月3日の桃の節句が訪れると初節句を祝うことになり、その時に雛人形を用意することになります。
しかしいざ雛人形を選ぼうと思っても、たくさんの種類がありすぎてどれを選べばよいのかわからないという人も多いものです。
雛人形を選ぶ際のポイントはいくつかありますが、お気に入りを見つけられるように、選び方のポイントを一つずつ押さえていきましょう。

雛人形を選ぶ前にまずやっておかなければならない事前準備は、飾る場所と収納する場所を決めることです。
雛人形といっても種類は非常に豊富で、飾りたい場所や収納する場所を最初に決めるだけで、おおよその種類を絞り込むことができます。

事前にサイズを決めておくことで効率よく探すことにつながります。

どこに飾るのかを決められたら、すぐにその場所のサイズを測ってメモを忘れずにとっておきます。

飾る場所のサイズが決められたら、飾ることのできる種類を選ぶことになります。
種類にはさまざまなものがありますが、一番大きなものが7段飾りです。

階段状の台に赤い布がかけられ、その上に人形が15人乗せてあるものが一般的です。
7段以外にも近年では変則的に5段や8段なども取り扱われています。

そして3段飾りです。7段では大きすぎるししまうのが大変などの意見から生まれた飾り方で、人形はお内裏さまとお雛様、そして3人官女の5人だけです。
3番目には道具を並べますが、道具の代わりに五人囃子を並べる飾りも見られます。

3段飾りをさらに簡素化したものが平飾りで、お内裏様とお雛様を平面的に並べる方法です。
そのほかにもケースに入れられているものや銅が木でできている木目込人形、台がそのまま収納するときの箱にもなる収納飾りや、立雛などがあげられます。

2,メーカーやブランドで選ぶのも一つの方法

サイズを測って種類を選ぶことができたら、メーカーやブランドで選ぶのも一つの方法と言えます。
人気のメーカーやブランドはたくさんあり、それぞれに雰囲気や顔が違い、好みも出てくることでしょう。

トップブランドの一つが吉徳大光です。
「顔が命」というフレーズを聞いたことがある人も多いことでしょう。

よく見かけるネームバリューのあるブランドと言えます。
顔が美しく上品で、豪華で華やかなものも多いので、毎年人気のブランドとなっています。

吉徳大光と同じように人気トップブランドを誇っているのが久月です。
人形のトップブランドというだけあり、定番中の定番ともいえます。

お手頃価格のものから、高級な伝統的なものまで、非常に多くの種類があります。
をてがる価格のものは通販でもよく見かけ、中には2万円から3万円ほどで買えるものもあります。

あまりお金をかけられないけれども、しっかりとしたブランドのものを購入したいと考えている人にはお薦めと言えます。
伝統ある上質な木目込人形を選びたいのであれば、老舗の真多呂人形がおすすめです。

木目込人形発祥の神社から正統な継承者として唯一認定されているブランドで、270年もの伝統を受け継ぐ由緒ある木目込人形を購入することができます。

3,高島屋は種類も多く毎年インターネットでも人気

そして百貨店で購入を希望する人も多いかもしれません。
その中でも高島屋は種類も多く毎年インターネットでも非常に大きな人気を上げています。

高島屋では限定の商品もあり、伝統的なものからモダンでおしゃれなものまで、そろっています。
おしゃれでかわいいものもたくさんあるので、限定のものも一度はチェックしておきたいところです。

日本の伝統的なものが苦手だという場合には、現代的で個性的な商品がお勧めです。
テディベアの世界的ブランドシュタイフのテディベアの人形も近年では大きな人気を上げています。
おしゃれでインテリアとしても重宝することでしょう。

4,人形にはそれぞれ顔や衣装に違いがある

そして人形にはそれぞれ顔や衣装に違いがあります。
型を使って成型したものもあれば、粉で仕上げるタイプもあったり、そのほかにもプラスチックでできているものもあります。

その中でも一番流通しているものは石膏でできた頭のものです。
型を全く使わないものもありますが、この場合は顔や表情は微妙に異なります。

ポイント
質感も独特で、年をとるごとに深みや味わいが出てくるといわれていますが、その分手にいれるまでの期間と費用はかなりのものになります。

衣装に関しても人形用に織られた反物を使って仕立てる場合もあれば、女性の着物や帯などを使い仕立てるケースもあります。

最初から人形用に織られた反物の方が、値段もリーズナブルになるでしょう。
反対に女性の着物や帯などを使っている場合には、値段も高くなりますが、それだけ贅沢な仕上がりになります。

5,まとめ

このようにさまざまなこだわりポイントがありますが、その中でも絶対に外せないこだわりが何なのかをよく考えましょう。
簡単に出し入れをしたいのか、コンパクトでも木目込み人形なのか、マンションやアパートなどの狭い場所でもストレスなく飾ることができるのか、伝統的なものがよいのかなど様々な条件があるものです。

自分の環境や好みなどに応じて、たくさんの商品を見ていくうちにお気に入りの雛人形に出会うことができるでしょう。