麻雀は一般大衆の愛すべき賭け事であり純粋なテーブルゲーム

○麻雀が強い人は、ビジネスでも成功する


麻雀(マージャン)は中国に起源を持つテーブルゲームであり、本家中国以外でもアメリカや私たち日本などの各国で楽しまれています。
実はもの凄く奥の深いゲームであり、運の流れを読んだり、先を見据えて戦略的に行動したり、緻密に頭を使います。

それでいて頭が良いだけや計算だけでは勝てない側面があります。
相手が同じ人間であるので、巧みな心理戦が行われたりもするのです。

また、調子にノリすぎて痛い目を見てしまったり、最悪のケースを想定するがゆえに、自分のやりたかった戦術が行えなかったり、精神力を試されていたりもします。

それから夜通しマージャンを楽しむという所謂「徹マン(徹夜でマージャンの略語)」では体力も大きく消費します。
そのような色々な要素が詰まっているマージャンは、ビジネスマンや経営者にも愛されており、俗説的には「麻雀が強い人は、ビジネスでも成功する」というような風潮があります。

○公ではマージャンは賭け事としては認められていない


そんなマージャンですが、日本においては「麻雀」と「ギャンブル」が結びつくというイメージが強いです。
しかし公においてはマージャンは賭け事としては認められていません。

日本で公式に認められているのは「競馬」と「競艇(ボートレース)」、それから「競輪」と「オートレース」の4つです。
これらが公営ギャンブルとして国からも認可されています。

そのため実はパチンコは公営ギャンブルではなく、グレーなギャンブルとして知られているのです。
しかし、マージャンによる賭け事はグレーではなく、明らかなブラックです。

万が一発覚してしまうと即逮捕になる可能性がありますし、皆が知るような有名人の方たちも何人かがマージャンによる賭博で捕まっています。
よく街中で見かけるマージャンを楽しむ場所である雀荘ですが、基本的には「マージャンを楽しむこと」だけで目的としてサービスを提供しています。

その中で個人らが自らの意思で勝手に賭けマージャンを行っているのは店側からすれば「預かり知らないこと」というわけです。
しかし、実際には大半の人たちが金銭のやりとりを仲間内で行うマージャンを楽しんだり、フリーで知らない人たちと打ったりしているのです。

麻雀賭けネット」も参考

○麻雀の計算方法について


マージャンはその牌を決められたルールによって揃えることによって「役」という格が与えられます。
難易度の低い役であれば当然点数は低く、もの凄く難易度が高いものに関しては「役満(ヤクマン)」という最上級の得点がもらえます。

最終的にはこの得点を競い合うことになるのですが、この点数を指標に賭けマージャンが行われます。
計算方法は各種あり、一般的によく使用されているレートが「テンピン」や「テンゴ」です。

テンピンというのは1,000点が100円という計算になり、テンゴだとその半分です。
これくらいのレートだと、例えば親の役満に振り込んだとして、48,000点というのはテンピンだと4,800円で、テンゴだと2,400円になります。

このラインが平均的なレートです。
この一つ上が「テンリャンピン」となり、1,000点が200円となって、役満48,000点だと9,600円とかなり高額になっていきます。
他には、順位付けによって決められた点数をもらえたり、1度もあがることが出来なかった場合に支払うもの、反則行為による罰符などが存在しています。

○警察も暗黙の了解として目を瞑っている面もある?


しかし、正直なところ、このようなレートで遊んでいる雀荘が警察に踏み込まれるという話しは耳にしたことがありません。
完全に違法ではあるものの、警察も暗黙の了解として目をつぶってくれているのではないかと推測されます。

見せしめに摘発されてしまうのは、高額すぎるお金のやりとりを行う場合が多く、そういったケースはしっかりと運営されている雀荘ではなくて、「マンション麻雀」と呼ばれる特定の人物だけで行っていることが餌食になることが多いです。

しかし、一般的な感覚でのレートで賭けマージャンを楽しんでいる雀荘であっても、厳密に言えば完全なブラックであり、違法ということになりますので、即逮捕という可能性は一応潜んでいます。
また、お店を閉店したように装って、夜通し営業を行っているようなタレコミが入ったとすれば、そこから摘発へと話しが広がったりします。

○金銭のやりとりなしでも純粋にゲームとして楽しめる


そんなマージャンですが、別に金銭のやりとりをしなくても純粋にゲームとして楽しむことも可能です。
その最たる例は「プロの雀士」ではないでしょうか。

彼ら彼女らはマージャンのゲームでの金銭のやりとりは一切発生していません。
大会やイベントで優勝したり、好成績を残せば、金品や同等の商品などをもらえたりします。

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マージャンは頭を非常に使うゲームであるために、「健康マージャン」というコンセプトを全面に押し出している雀荘も存在します。

基本的には一般人や一般家庭においては「麻雀」と「賭け事」というのは切っても切り離せないようなものですが、純粋に楽しむことができるテーブルゲームだという側面も持っています。
現状、そのどちらも真実だと言えるでしょう。